みなさんのおうちでは、いざという時の備えは出来ていますか?
自分は大丈夫!と他人事のように思っていませんか?
今後30年以内に発生する確率が80%と言われてる南海トラフ地震、
マグニチュード8~9と予想されています。
このような大規模災害が起こった場合、
ライフラインの止まった自宅で1週間家族全員が生き延びるための備えが必要
だと政府は呼びかけています。
防災=非常用持ち出し袋を用意と思いがちですが、それでは足りません。
日常生活に防災を取り入れてみよう
防災=非日常と思うのではなく、防災=日常と思い、日々の生活に防災を取り入れる工夫をしてみましょう。
防災用に、と思い準備をしているといざという時に、あれ?どこにしまったかな?あれ?この電池壊れていて動かない!ということになりかねません。
普段の生活でも使える防災グッズを備えておくといいと思います。
防災のためだけに備える、となるとハードルが高いですが、日々の生活で使用できるものなら気軽に買い揃えることが出来ると思います。
災害時のイメージをしてみよう
まずは災害時のイメージをしてみましょう。
災害に対する備えは、生活環境や家族構成によって異なるので、自分たちが被災した時のことをイメージすることがとても大切です。
地震が起きた!
家族の集合場所は決めてありますか?
家族の連絡先を書いたメモはありますか?
自宅が崩壊した!避難所に行こう!
非常用持ち出し袋は準備していますか?
自宅は無事だけど、家具が倒れた!
割れた食器などを片付けるほうきや軍手、ゴミ袋をはありますか?
部屋を片付けたけど、今度は断水した!
トイレは大丈夫ですか?
タンクレストイレの場合は、断水停電時の使用方法を確認してありますか?
給水に行く時の容器はありますか?
断水に引き続き、停電した!
電池やランタンなどはすぐに出せる場所にありますか?
モバイルバッテリーは準備してありますか?
食料品がなくなってきた。買い出しに行きたい!
ガソリンはたくさんありますか?
停電でレジが使えないので、電子決済等は使えません。小銭はありますか?
防災グッズを揃えてみよう
災害時のイメージができたところで、実際に防災グッズを揃えてみましょう。
非常用持ち出し袋を用意しても外出先で災害が起こるかもしれないですし、
避難所に家族全員が入れるとは限りません。
常に持ち歩くもの、すぐに持ち出せるようにしておくもの、自宅で生き延びるためにストックしておくもの、に分けて準備しましょう。
0次の備え:常に持ち歩くもの
いつ、どこで、どのように、被災するかわからないので、普段から自分が必要と思うもの、あるといいもの、をカバンの中にいれておきましょう。
・現金(小銭があれば安心)
・飲料水
・携帯食(チョコレートや飴など)
・身分証
・モバイルバッテリー
・家族の連絡先リスト
・常備薬
・簡易救急セット(絆創膏など)
・ハンカチ、ティッシュ
・生理用品(止血にも使える)
・マスク
・ホイッスル など
特に重要なのは家族の連絡先リストです。
携帯の充電が切れそう、でもモバイルバッテリーはない、という可能性もありえますので、どこの電話からでもかけられるようにメモがあると安心ですね。
1次の備え:すぐに持ち出せるもの
非常用持ち出し袋は、自分や家族が取りやすい場所、忘れない場所に置いておきましょう。
玄関に置いておくのもいいですし、車通勤なら車の中に置いておきましょう。
・現金(小銭があれば安心)
・飲料水(持ち出す用なので500mlくらいが◎)
・簡易食糧(乾パンや日持ちするパンなど)
・使い捨て食器、ラップ
・免許証、通帳のコピー
・ハザードマップ
・メモ帳、ペン
・懐中電灯、電池
・ラジオ
・充電器
・救急セット、除菌セット
・常備薬
・マスク
・簡易トイレ
・ハンカチ、ティッシュ
・タオル
・ポリ袋、ゴミ袋
・予備メガネ、コンタクト
・歯ブラシ、シャンプー、石鹸
・冷却シート
・スリッパ
・生理用品、おむつ
・下着
・体拭きシート
・ガムテープ、マジック
・万能ナイフ
・雨具
・アルミブランケット、カイロ
・軍手
・レジャーシート
・おもちゃ
・子供の着替え など
使い捨て食器や簡易トイレ、スリッパやアルミブランケットなどここで記載したものはだいたい100円ショップで売られていますので、ショップへ行かれた際探してみてください。
夏場は冷却シートは必要かもしれないですが、冬場は使いません。代わりにカイロなど体を温めるものが必要になってきます。
なので、1年のうち2回は防災グッズの見直しをした方がいいかもしれません。
簡易トイレや懐中電灯などは一度使用してみましょう。いざという時使い方がわからない、、と焦ることはなくなります。
また、携帯電話で懐中電灯、ラジオを兼用する場合、事前にアプリなど入れておくといいでしょう。
2次の備え:家に備えておくもの
自宅が倒壊せず無事だった場合、最低3日間は自宅で過ごせるように普段から使っているもの、食べているものをストックしておきましょう。
・飲料水(2Lサイズ×人数分×3日間+α)
・食料、お米
・使い捨て食器、ラップ
・カセットコンロ、ボンベ
・ティッシュペーパー、トイレットペーパー
・ウエットティッシュ
・生理用品、おむつ
・懐中電灯、電池
・ろうそく、ライター
・給水タンク、キャリーカート
・ポリ袋、ゴミ袋
・マスク
・簡易トイレ など
水やお湯で食べられるアルファ化米が防災食で有名ですが、好みによるかもしれませんが、あまり美味しくありません。
非常時でお腹が空いていれば食べるかもしれませんが、特に小さいお子さんがいる場合、出来るなら日常に近いものを食べた方が元気になると思いますので、ローリングストック法がおすすめです。
※ローリングストック法は別記事で説明していますので、ぜひご覧ください。