最近はいつ、どこで、どんな自然災害が起きるかわからなくなってきた日本。
先日も九州で大雨が続き、甚大な被害をもたらしました。
災害大国に住んでいるにも関わらず、いまだに防災意識が低い人も見受けられます。マンションにお住いの場合ですと、強固な建物なので地震などでそうそうに壊れたりはしないと思いますが、台風や大雨、津波の場合は浸水などもあり、別と考えた方がいいと思います。自然災害を防ぐことはできませんが、災害によって起きる被害は事前の備えで減らすことが出来るかもしれません。
まずは携帯アプリを入れてみよう
最近はスマートフォンが普及し、災害時に役立つアプリが増えてきました。災害時は正しい情報をいち早くキャッチすることができるかどうかで生死を分ける場合もありますので、便利なアプリは最大限に活用していきましょう。
Yahoo!防災速報
緊急地震速報や豪雨予報をはじめ、さまざまな災害情報をプッシュ通知でいち早くお知らせしてくれます。
現在地と国内最大3地点に通知が可能。移動中や旅行中にも使えるので安心◎
アプリ画面上で、現在地や登録した地域ごとに最新の災害情報のほか、災害の種類ごとの避難場所を確認できます。
その他、アプリ内の防災手帳では、避難場所の登録やハザードマップ、防災用品の確認など災害発生時だけでなく、普段の備えに活用することもできます。
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/id481914139
android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.yahoo.android.emg
防災情報 全国避難所ガイド
全国の避難所、広域避難場所、帰宅困難者一時滞在施設、津波避難施設、給水拠点、医療機関など記載されています。
自宅以外(仕事先など外出先)で避難する際便利です。
その他AED設置場所、設置台数なども記載されています。
http://www.hinanjyo.jp/
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/id446063625?ign-mpt=uo%3D4
android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.hinanjyo.guide
LINE
普段から利用されている方も多いと思います。
ご自分のアカウントを開き、ステータスメッセージに状況を記載すれば、ご家族やお友達にもすぐに知らせることができます。
普段からご家族やお友達とLINEグループを作っておけば、そこに投稿するだけでグループの全員に状況を知らせることができますので、個々に連絡を取らない分、災害時におけるバッテリー不足の不安はすこしは解消されると思います。
また、東日本大震災の時もそうでしたが、電話回線よりもネット回線の方がつながりやすく、また既読したかどうかで携帯を見れる状態かどうかが確認できますので、入れておいて損はないアプリだと思います。
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/line/id443904275
android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.naver.line.android
ハザードマップを確認してみよう
国土交通省が作成したハザードマップのポータルサイトです。
https://disaportal.gsi.go.jp/
わがまちハザードマップでお住いの住所を検索してください。そうしましたら、お住いの役所が作成・公開しているハザードマップのURLにつながります。
重ねるハザードマップでお住いの住所を検索してください。洪水、土砂災害、津波、道路防災情報を重ねてみることができます。洪水、津波の場合、浸水想定が何メートルくらいなのか確認ができます。
いざという時、ご自宅はどれくらい浸水するのか、どれくらい地盤は弱いのか、など確認しておくと安心ですね。
避難するタイミングを考えてみよう
最近の災害は凄まじいもので、避難するタイミングを見計らっていると、あっという間に避難できない状態になり、孤立してしまいます。
「避難できなくなりました、助けてください」というニュースを見るたびに、早すぎるぐらいでもいいから避難してください!という方が多いですが、実際自分がその立場になってみると、家族の大事な思い出がいっぱい詰まった自宅が浸水していき、悲しんでいる暇もなく無情にも時間は過ぎていき、気づいたら避難できなくなっていると思います。
ただ、ここで考えてみてほしいのが、避難するタイミングを事前に決めておくとすこしは早めの避難するという行動に移せるのかな、と思います。
国が定めた避難レベル
現在、避難に関してこのように認識されています。
・警戒レベル1
『早期注意情報』
災害への心構えを高める。災害情報をキャッチしておく。
・警戒レベル2
『大雨・洪水注意報』
避難に備え、自らの避難行動を確認する。非常持ち出し袋を確認する。
・警戒レベル3
『避難準備・高齢者等避難開始情報』
避難に時間がかかる高齢の方や障がいのある方などは安全な場所へ避難する。
自宅が2m以上浸水するかもしれない方、土砂災害に巻き込まれる可能性のある方、小さいお子さんがいる方は、この段階で避難しましょう。
・警戒レベル4
『避難勧告』や『避難指示』
対象地域の方は全員速やかに避難。
自宅の予想浸水深さによっては、自宅の2階へ避難した方が安全な場合もありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
・警戒レベル5
『災害発生情報』
すでに災害が発生している状況なので、命を守る最善の行動をとる。
全員速やかに避難。
意を決して避難所に避難しても、すでにたくさんの人があふれかえり、「入れません、他の避難所に避難してください」と言われることがあります。
ですので、どのタイミングで避難するのか、ご家族であらかじめ話し合われておくといいですね。そして普段から防災意識を高めておければいいですね。