「ご自宅に眠っている古本を買い取ります」
このような宣伝文句はよく耳にしますね。ただ、大した儲けになるわけでもないし、わざわざ重い本をたくさん持って、古本屋まで行く手間が馬鹿らしいと諦められていたり、古紙回収に出されているようなこともあるのではないでしょうか?
マンション住まいの場合には、重い本をもって廊下を歩いて、エレベータに乗って、駐車場まで運んでなどと想像するだけでも嫌になりますね。
おそらくたくさんの方が住む同じマンションの中に、大量のそういった古本が眠っているのではないでしょうか?
一定以上の量が集まれば、「出張買取」サービスが使えることをご存じでしょうか?
出張買取サービスとは?
古本業者は店頭買取だけでなく、量が多い場合には出張買取や宅配買取サービスを行っています。
出張買取とは文字通り古本業者がご自宅まで来てくれて、古本の査定と買取を行ってくれるサービスです。ただし、買取冊数が多くないといけません。
宅配買取とは自宅で箱に詰めて、運送会社によって古本業者まで運んでくれるサービスです。
どちらも便利で、古本を処分できるサービスで、マンション暮らしには適していますね。
ただ、買取価格は1冊10円から200円程度のことが多いのではないでしょうか?
手間をかけたとしても大した収益にならなかった、ということも多いと思います。
マンションで本の交換イベント
想像を広げて、あなたと同じように、お住まいのマンション中に古い本の扱いに困っている人がたくさんいるとしましょう。
その本を一か所に集めたらどんなことがおこるでしょうか?
持ってきた本のリストを見ると、趣味や関心が同じと気づき、そこから話が弾むかもしれません。
捨てられようとしている本を欲しいという方も生まれてくるでしょう。
おひとり分の買取金額は大したことがないかもしれませんが、みんなの古本を集めたら結構な金額になることに気づくかもしれません。
みんなで合意して、古本の売却益をみんなの収益ということにすれば、マンションをアップグレードするための資金にもなります。
こうなってくると本を集めて、交換して、そして売却するまでが一つの大イベントになってきますね。
得た収入をマンションの資産価値向上に活かす
マンション管理組合で何か物を買ったり、サービス契約するというのは、よかれとおもってもなかなか実現できないものです。
しかしイベントで得た原資を活用して物を買うということであれば、管理組合のお財布を痛めているわけではないので、比較的みんなの意見が合致しやすいのではないでしょうか?
「本」をテーマにして、イベントができて、マンションが賑わい、コミュニティが育ち、さらにそのイベントで得た収益を次に投資して、マンションの資産価値を高めることができたら、最高のハッピーループが生まれると思います。